結婚調査でわかること、わからないことをご紹介

探偵に結婚調査を依頼したら、どこまで調べられるのか?


結婚は、人生において大きな決断です。

現代の日本では、男女ともに30歳前後で結婚するのが平均的ですが、寿命は90歳〜100歳まで続くと予想されています。
ということは、60〜70年間、同じ人と一緒に過ごす可能性が大きいわけです。

結婚した後に、やっぱりこの人とはやっていくことができない、と分かったからといって簡単に離婚できるわけではありません。
財産分与や離婚調停など面倒な手続きがたくさんありますし、友人や社会からの評判も離婚によって左右されないとも限りません。

できれば、そういった面倒に巻き込まれることなく、ふさわしい相手と一生穏やかに暮らしていきたいですよね。

でも、結婚前にこの相手でいいのかどうか、調べることはできるのでしょうか?
一つの方法として、結婚前調査が挙げられます。結婚前調査とは、探偵が、結婚相手の素性をこっそりと調査することを言います。

今回は、結婚前調査でどういったことが調べられるのか、について解説していきます。結婚を考えている方や、娘息子や孫の結婚相手に懸念がある方は、本記事をぜひ参考にしてみてくださいね。

探偵による結婚調査、どこまで調べられる?調査できること

まずは、結婚調査で調べられることについて確認していきましょう。

1 住所

住所を調べることができます。住まいの場所の申告が虚偽であれば、他にもなにか嘘がある可能性が高まります。

2 氏名

氏名を調べることもできます。結婚相手の氏名くらい知っている、と思われるかもしれませんが、婚活パーティーなど、共通の知人がいない状態で出会った場合、氏名を偽ることは容易なのです。

3 家族構成

家族構成を知ることもできます。結婚にあたり、不利になるような家族の存在を隠している場合は、この調査で見つけることが可能です。

4 学歴

大学には進学しているのか、している場合はどんな学部、学科を卒業しているのか。専門学校でどのようなことを学んだのか、を調べることもできます。

5 過去や現在の異性関係

結婚するとなればやはり異性関係は気になるところでしょう。
現状、ほかに付き合っている人がいないか、を調べることはもちろん、聞き込みなどで過去の恋愛関係のトラブルなどについても調べることができます。

現在はクリーンでも、過去は二股、三股交際をしていたとか、元彼女を妊娠させていたとかいう調査結果が出る可能性もあります。

6 婚姻歴

婚姻歴も調べることができます。独身だと偽っていたけれど、バツイチだったという場合もあります。また、最悪の場合は、結婚をほのめかしているけれど既婚者だった、というケースもあるのです。

7 交友関係

友達を見ればその人がどういった人かわかる、とはよく言われる言葉です。自分のキャラクターは、友達を全部たしてその人数でわったものだ、とも言われたりします。
交友関係は、その人のひととなりを知るためにとっても役立つことなのです。

また、配偶者として友人づきあいをすることもありえますから、あまりにも反社会的な友達ばかりの人とは、結婚しても困難が待ち受けている可能性が高いと言えるでしょう。

8 職務経歴、現職、社内でのポジション

結婚するとなれば、相手の経済状態は気になるところです。
転職を繰り返していないか、現在の職場で出世の見込みのある部署にいるか、会社内でのポジションや評判はどうか、なども結婚調査によって知ることができます。

探偵による結婚調査、どこまで調べられる?調査できないこと

次に、結婚調査では調べることが禁じられている項目についてもみていきましょう。

1 差別につながる調査

差別につながる調査は法律で禁じられています。そのため、部落出身である、などの情報も調査してはいけないことになっています。
仮に探偵事務所が偶然知ってしまったとしても、依頼者に伝えてはならない情報なのです。

2 犯罪歴

犯罪歴についても調べることが法律で禁じられています。そもそも、探偵は犯罪歴のデータベースにアクセスする権利を持っていません。
ですから、調査対象の犯罪歴について詳細を知ることはできないのです。

3 銀行の残高

探偵には銀行の残高を調査する権限がありません。
ですから、結婚前に相手の財産について知りたいという場合でも、銀行残高は調査することができないのです。
結婚前に相手の経済状態が知りたい場合、会社でのポジションや、実家の住所などをヒントに推察するしかないでしょう。

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